日本医療ネットワーク協会の団体概要や設立目的などについてご案内します。

団体概要

特定非営利活動法人 日本医療ネットワーク協会について

日本医療ネットワーク協会では、地域ごとの医療情報センターに分散記録された患者カルテ情報を、地域を越えて患者さんが全国どこへ移動しても、必要に応じて患者さん自身のカルテ情報に安全にアクセスできるシステムの開発/提供をめざしています。

連携医療の目的で、各地で医療情報センターが立ち上がってきたものの、実運用においてはいくつかの問題点が浮かび上がってきています。つまり、医療機関 と医療情報センターの間で安全に送受信するネットワーク環境の不備、さらに患者IDが地域ごとにバラバラに登録されているために、地域医療情報センターを 越えたデータの検索が困難な点などです。

これらを解決するために、地域医療情報センターの上位に、地域ID同士を連結するためのsuper directoryを作り、複数の地域医療情報センターに分散したカルテデータを、見かけ上一つに統合する仕組みを開発/提供します。

設立目的

1)全国の「地域医療連携システム」の相互接続と協力関係の構築

全国各地の「地域医療連携システム」と協力し、それらを相互接続して患者がどこへ移動してもシームレスな「医療データ」や「医療サービス」の利用ができるような仕組みを構築する。
各システムの「独自性を尊重」しつつ、「医療データ」や「医療サービス」については、「シームレスな相互利用」ができるようはかる。

2)全国の「医療連携システム」運用上の問題への対応

いずれのシステムも維持運用コストの捻出に非常に苦労している。これを少しでも解消するため、可能な範囲で基盤システムやソフトウエアなどの共有化、企業などとの相互協力によるランニングコストの捻出などをはかる。

3)国民の医療・福祉・健康を守るための全国的インフラの構築

以上の結果として、医療、福祉、健康分野における社会の有用なインフラとして機能するシステムを構築する。

定款

特定非営利活動法人日本医療ネットワーク協会定款(2019年3月18日施行)

役員

役員名簿

氏 名役 名所属等
阿曽沼 元博 理事(理事長) 医療法人滉志会 瀬田クリニックグループ 代表
順天堂大学 客員教授
粂 直人 理事(副理事長) 京都大学 特定准教授(大学院医学研究科 EHR共同研究講座)
荒木 賢二 理事 宮崎大学教授(医学部附属病院 医療IR部 部長)
大橋 克洋 理事 大橋産科婦人科院長・CLIUS技術顧問
岡本 克実 理事 医療法人南山会 岡本内科クリニック
黒田 知宏 理事 京都大学 教授(医学部附属病院医療情報企画部 部長)
中島 裕生 理事 テクマトリックス株式会社取締役 / システムエンジニアリング事業部長
吉原 博幸 理事 京都大学・宮崎大学 名誉教授
山本 隆之 監事 監査法人トーマツ

顧問名簿

氏 名所属等
井上 通敏 大阪大学名誉教授
井村 裕夫 元京都大学総長
里村 洋一 千葉大学名誉教授
高橋 隆 京都大学名誉教授
田中 紘一 京都大学名誉教授
原田 永幸 株式会社原田永幸事務所

(五十音順)

情報セキュリティ

日本医療ネットワーク協会では「千年カルテ」を推進するにあたり「 ISO27001 」を取得しました。(2019年3月)

情報セキュリティ基本方針

IS 707142,ISO/ICE 27001:2013, JIS Q 27001:2014
EHR事業部における,医療情報流通管理事業

不正防止の取り組み

ダウンロード (ver. 20150727)

公的研究費等の使用に係る不正防止計画

特定非営利活動法人日本医療ネットワーク協会(以下「当法人」という。)は、研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)(平成26年3月31日厚生労働省大臣官房厚生科学課長決定)(以下「ガイドライン」という。)を踏まえ、公的研究費等の適正管理に関する規程(以下「規程」という。)第 5 条の規定に基づき、以下のとおり公的研究費等の使用に係る不正防止計画を策定する。 公的研究費等の管理については、当法人における各種規程・規則、その他公的研究費等の制度が定める各種手続等を遵守するとともに、本計画に沿って実施するものとする。

貸借対照表

2021年度貸借対照表