日本医療情報ネットワークの活動についてご紹介します。

活動内容

地域を超えた医療情報の連携を目指します。

地域ごとの医療情報センターに分散記録された患者カルテ情報を、地域を越えて患者さんが全国どこへ移動しても、必要に応じて患者さん自身のカルテ情報に安全にアクセスできるシステムの開発/提供をめざし、全国共同利用型国際標準化健康・医療情報の収集及び利活用に関する研究事業(愛称:千年カルテ)を行っています。

シンポジウムの開催

千年カルテへの理解を深めるために、参加医療機関の皆様、各ベンダーの方々へ向けたシンポジウムを各地で開催しています。
また、次回のシンポジウムは開催が決定次第、お知らせいたします。

『千年カルテ』事業概要

「千年カルテ」とは、2015年にAMED研究公募事業として採択された全国共同利用型国際標準化健康・医療情報の収集及び利活用に関する研究の愛称です。

本研究では、すでに京都、九州等で別々に稼働しているEHRサイトを、新しく開発・設置する共同利用型EHRセンターに集約し、データ保存規格をISO13606に統一。このデータセンターを共同利用することで、データの安全性と運営経費の低減を目指します。また、これらのデータを法律に則って公正・安全に2次利用できる仕組みを構築します。

千年カルテ概要図.png

B to B & B to C : EHRシステムの構築

データセンター内に、"ISO13606"をベースに設計したフォーマットを採用したDBと、各種フォーマットからの変換マッパーを準備することで、施設が抽出フォーマットに制限されることなく、参加施設の負担の小さいシステムを構築します。

B to B & B to C : EHRの活用

診療データの安全な保存により、災害時等での医療の継続性を担保します。 患者への診療データ提供を通じて健康意識の啓発、病気予防を実現します。 地域連携医療に貢献し、医療の質・安全性・医療コストの低減に寄与します。

B to R:EHRに蓄積したデータの二次活用推進

法整備を含め国のデータ利活用に向けた検討の動きに合わせて、医療情報の利活用を推進する準備を行います。